23時間目 踊る阿呆はFXに不向き?
孝志はFX取引の面白さに引き込まれていきました。そして、富永に指示されていたレバレッジ5倍までという取引ルールを無視して、米国の雇用統計というFX最大のイベントで無謀なチャレンジをして見事に玉砕されました。神代に“踊る阿呆”と言われてしまった孝志。もしかしたら孝志は性格的にFXに不向きかもしれません。今回は、FXに向いた性格や考え方をお伝えします。
経営者の視点がある人=向いている
経営者は常に、資金を上手に使い経営を最大化させることを考えています。例えば、大きなお店を出すために銀行から借り入れをしたり、大ヒットの予感がする商品を大量に仕入をするためにお金を集めたりなど。このようなに常に資金有効に使うことを意識しているため、レバレッジをかける発想が身についています。また、そのレバレッジが経営を良くも悪くもすることも知っています。だからこそ、FX取引をしてもちゃんとレバレッジをコントロールできると言えます。もし、経営者でなくてもこのような視点を持っている人は成功しやすいですね。
“ノリ”でルールを破ってしまう人=向いていない
FXで大きな収益を得ると興奮状態に陥ります。この興奮状態を抑えることができる人が、FX投資には向いています。それは、楽しい時でも悲しい時でも感情をコントロールできるからです。このような人はどんな時もルールを守れます。一方、お酒を飲んで気が大きくなる人がいますよね。楽しければ気が大きくなるのは普通です。いいと思います。でも、気が大きくなりルールを破るのはいただけません。交通ルールや法律は守って当然ですが、例えば飲みすぎて家に帰宅する約束時間を破ったり、自分で決めた飲み方のルールや金額を守れない人は、FXの興奮状態には打ち勝てないかもしれません。つい、大きな収益を上げた後や大きな損をした後に、レバレッジを掛けすぎている姿が容易にイメージできます。
自分をコントロールできる人がFXをすべき
変動幅を見ても分かるようにすごく魅力的に映るFX取引です。その為、ゲーム感覚でFX取引を始める人がいます。また、口座を開いてワンクリックで取引がスタートできる手頃さもあります。しかも、ビギナーズラックで資金が数倍になった人がいると聞けばますます人気が出ます。しかし、自分に適したレバレッジをコントロールできない投資家やルールを守れない人は、必ず資金をゼロにして、二度と投資の世界に戻れないと断言してもいいのではないかと思います。
FXのレバレッジをコントロールするには、ルールを守ることができる精神コントロールを身に付けることです。
レバレッジをコントロールできるようになったら、必要な投資テクニックを身につけましょう。