22時間目 FXの最大の特徴は“てこの原理”?
FX勝負が始まりました。ルールは単純です。1億円を元手に1ヶ月後にどちらがより儲けるかという勝負です。FX取引が初めての孝志は、まずは1000万円を使い取引をスタートするようにキャプテンの神代に言われていましたが、指導役の先輩富永はいきなり100万ドル(1億2000万円)の取引を行いました。富永は悪ぶれることなく平然としています。それは“レバレッジ”を利用した取引だそうです。FXの最大の特徴と言われるレバレッジとは?
レベレッジ=てこの原理
レバレッジはてこの原理という意味です。てこを使えば少ない力で重い荷物を動かせるように少ない自己資金で大きな資金を動かす取引をレバレッジ取引と言います。FXの最大の特徴は、このレバレッジ取引です。個人投資家には、このレバレッジは25倍までとルールが決まっています。つまり、自己資金の最大25倍まで取引を行うことが可能だということです。
FXのレバレッジはパワフル
具体的にレバレッジをイメージしてみましょう。投資資金が10万円ありました。ちなみにFXではこの自己資金を証拠金と言います。さて、その10万円に10倍のレバレッジをかけて100万円にして投資をしたとします。もし、予想通りに為替レートがプラスに10%変動したとすると利益が10万円になりますが、残念ながら予想に反してマイナス10%変動すると損益が10万円になります。これが、自己資金10万円だけの投資であれば、10%変動しても±1万円だったことを考えるとすごい変動幅ですよね。まさに、レバレツジベパワーです。株式投資にも信用取引というレバレッジ取引がありますが、自己資金の約3.3倍までです。そう考えるとFXのレバレッジは大きいですね。うまく付き合う必要がありそうです。
FXのレバレッジは、投資家にとってすごい武器になります。その威力は時に脅威になります。
FXのレバレッジのメリットとデメリットを深く理解してない投資家は、いずれ投資家で居られなくなることは間違いなし。レバレッジをよく理解しましょう。